shun-minoruのブログ

主に詩(詞)を掲載しています。

gimlet

会いたくて…
会いたくて…
だけど、もう二度と会えない事を
嫌という程にわかっている私達

それは多分突然起きた事でもなくて
随分と前から何となく気付いてた事
ただ不器用だった私達には
全てを分け合って寄り添って
歩んで行けなかっただけ

どうして寂しいって思っちゃうんだろう?
どうして恋しいって思っちゃうんだろう?
見上げた空はこんなにも澄んでいるのに
今、涙あふれて思い出さえ霞んで見える…

一番大切だった事は…
一番守るべきだったものは…
果てしなく遠い未来の2人じゃなくて
今という瞬間を生きる2人だったんだね

すれ違う心に気付けないまま
愛はまだ生きていると思い込んでただけ
私達には立ち止まる勇気がなかっただけ…


声だけでもいいから
もう一度だけ囁いて私の名を
力の限りに叫びたいよ届けたいよ
あなたの名前を

躓いた時も、頑張れない時も
いつだって私のペースに合わせてくれたね
あなたはいつも待っていてくれる人だった
あなたはいつも一緒に歩いてくれる人だった

だから、思ったの
私はそんなあなたを好きでいながらも
別々の道を歩き出す事で
あなたの人生から離れなくちゃって

あなたの愛にいつまでも甘えてるだけじゃ
あなたを愛せなくなる気がして…

一番に必要だったのは…
一番に求めるべきだったのは…
同じ明日を2人で生きる事で
ただ側で笑い合う事だったんだね

すれ違った心はもう元には戻らない
たとえそれをどんなに望んでも
だけど、もうあなたは望んでないのかな…


別れた後で真実を知った
愛はいつもズルくて儚いもの
1人になってからの方が正直で
素直になれた私達…

あなたが最後に残した手紙には
確かに私の心を温かくやさしくしてくれた

『出逢わなければ良かった…
なんて、思った事は一度だってない
生まれ変わってもまた君に出逢いたい』

眩しい陽の光に春の風が心地よくて

私はあなたを愛した事を誇りに思った…