shun-minoruのブログ

主に詩(詞)を掲載しています。

勿忘草

いくら時間が経っても、
何度、季節がめぐっても
忘れられない想いがある

まだ見ぬ未来のどこかで忘れちゃう程の
素敵な出来事が起こるとしても
断ち切れない想いがある
捨てられない想いもある

いつしか僕と君は些細な事で
ぶつかっては傷つけ合うようになって
そして、本当の気持ちにまで
嘘を吐くようになった…

出逢ったあの日確かに繋がっていた
運命だって言い切れた糸はほつれて
絡まって元に戻らなくなった

悲しいから涙あふれたんじゃない
悲しいと思ったから
涙止まらなかったんだ…


『何て言えば良かったんだろう、
僕は君に何て言えたんだろう?』
今になってそればかりが頭をよぎる
今はもう君は僕の側に居ないのにね。

すれ違った人が
君の後ろ姿にみえて思わず
僕は声を掛けそうになった...

忘れてくれていいよ
もう覚えてなくていい
寂しさも恋しさも全て消えてしまうなら
それでいい、その方がいい

新しい季節きっと君の隣には
君の事を大切に想う人がいるだろう
どうか、その人と幸せになって欲しい…


愛しくて輝きに満ち溢れていた時間は
もう二度と戻る事はないけれど
あの頃、確かに僕達は同じ未来を夢見て
同じ道を歩いていた…

いくら時間が経っても
何度、季節がめぐっても
未来が過去に勝るとしても

忘れられない想いがあるんだよ
断ち切れない想いもあるんだよ
そして、それは捨てる事が出来ないモノ…

思い出が二人をやさしく強くしてくれる
いつも、いつの日も君のその笑顔が
僕のすべてだった

咲き誇る小さな青い花を見つめながら
春の陽射しを背に歩き出す

君がいない新しい道を…